前回は行政書士はら事務所のことについて書きました
前回のブログ 行政書士はら事務所
本日は終活について書いていきたいと思います
終活とは?
終活とは、人生の最終章に向けた準備を行うことです。
「高齢になってから始めるもの」という印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、近年では30代・40代など、比較的若い世代から始める方も増えています。
若いうちから終活を始めることで、将来への備えや自分らしい生き方を見つめ直すきっかけにもなります。
終活には「何歳から始める」という決まりはありません。
「気になった今」が、始め時です。
終活ではどんなことをするの?
主に次のようなことを行う方が多いです。
エンディングノートのブログ 遺言書について エンディングノートについて
デジタル遺産についてのブログ 相続の手続きについて デジタル遺産とエンディングノート
- 持ち物やデジタルデータの整理
 - 相続財産の整理・管理
 - 将来の介護・医療についての希望整理
 - 自分で手続きができなくなった場合の備え
 - 葬儀やお墓など死後の希望の整理
 - エンディングノートの作成
 
終活は「生前整理」とも言われ、ご自身の希望を明確にすることで、残されたご家族の負担を軽くする効果もあります。
また、人生を振り返る中で、これからの目標や「まだやりたいこと」を見つけるきっかけにもなります。
何から始めればいいの?
終活に決まった順番はありません。
興味を持ったことから、できる範囲で始めてみましょう。
- 持ち物やデジタルデータの整理
不要なものの処分や、SNS・スマートフォン・パソコンなどのデータのID・パスワード管理、不要データの削除など。 - 相続財産の整理・管理
不動産・預貯金・有価証券などの洗い出し。最近はネット口座など“見えにくい財産”の整理も大切です。 - 介護・医療への希望整理
どのような介護を受けたいか、延命措置の可否や臓器提供の意向など、事前にまとめておくと安心です。 - 手続きができなくなった場合の備え
成年後見制度や任意後見制度の検討なども有効です。 - 葬儀やお墓の希望
葬儀の場所・規模・喪主・費用・墓地の準備状況などを整理しておくと、ご家族が迷わずに済みます。 - エンディングノートの作成
人生の振り返りや想いを記録します。
遺言書とは異なり法的拘束力はありませんが、「心の遺言」として大切な役割を果たします。 
終活は義務ではありません。
焦らず、ご自身のペースで進めていきましょう。
大和市での取り組み
大和市では、市として終活支援に力を入れています。
主な内容は次のとおりです。
- 終活相談窓口の設置
 - 終活登録制度「ツナグ」
 - 生前契約支援・相続準備支援
 - エンディングノートの配布
 
特に「ツナグ」は、医療機関や指定した方に登録状況を知らせる仕組みがあり、終活の内容を共有できる安心の制度です。
せっかく終活をしても、誰にも知られなければ意味がありません。
ぜひこうした仕組みを活用しましょう。
終活登録事業「ツナグ」 終活登録事業「ツナグ」リーフレット
大和市での取り組みブログ 大和市での終活登録事業の取り組み
まとめ
終活を行うことで、ご自身の希望を明確にし、残された方の手続きをスムーズにすることができます。
また、改めて自分の財産や生き方を見つめ直す良い機会にもなります。
行政書士はら事務所では、終活に関するご相談を承っております。
「何から始めればよいかわからない」「エンディングノートを作りたい」など、どんなことでもお気軽にご相談ください。
お問い合わせはこちらから お問い合わせ
次回も、皆さまに役立つ情報をお届けできればと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。