相続について①

相続手続きとは?はじめての方へわかりやすく解説します

人が亡くなられたときに必要になるのが「相続手続き」です。
相続とは、亡くなられた方(被相続人)の財産を、配偶者やお子さんなどのご家族が引き継ぐことをいいます。

この相続手続きには期限があり、原則として10か月以内に完了しなければならないことになっています。

相続の対象となる財産とは?

相続の対象になる財産には、わかりやすいものとして次のようなものがあります。

  • 預貯金(定期預金を含む)などの現金
  • 不動産(家や土地)
  • 有価証券(株式など)
  • 自動車

これらは一般的に「プラスの財産」と呼ばれ、現金化できる可能性があるものです。
一方で、借金やローンといった「マイナスの財産」も相続の対象になります。

また、生活保護受給権などの「一身専属権」と呼ばれるものは相続することができません。

遺産分割協議とは?

被相続人の財産を、相続人同士でどのように分けるかを話し合うことを「遺産分割協議」といいます。
相続はこの協議を経て、正式に引き継がれていくことになります。

手続きがスムーズな方と、時間がかかる方の違い

これまで私が対応させていただいた中でも、相続手続きがすぐに終わる方もいれば、10か月ぎりぎりで完了する方もいらっしゃいました。

時間がかかってしまう理由としては、

  • 相続の手続きが初めてで何から始めればいいかわからない
  • 相談できる相手がいない
  • 日中忙しくて手続きが進まない
  • 必要書類の収集に時間がかかってしまった
    など、さまざまな事情があるようです。

行政書士にご相談ください

相続手続きは多くの方にとって初めての経験です。
行政書士は、相続に関する相談や必要書類の収集、各種手続きをお手伝いできます。

「専門家には相談しにくい」と思われる方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。
ちょっとしたご相談からでも大丈夫ですので、安心してお気軽にご連絡ください。


次回は「相続の流れ」についてわかりやすくまとめたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!